公益社団法人 青少年健康センター
実践的「ひきこもり対策」講座~ひきこもる心と向き合うには~
当センターでは青少年の不登校・無気力・ひきこもり等をめぐる問題を多角的に取り上げ、本人とその家族への包括的な援助活動を展開してきました。その一環としての「実践的ひきこもり対策講座」には平成10年5月開講以来、毎月熱心に、全国から多数のご参加を頂いています。ご両親・親子でのご参加が、「変化」に向けての効果が大きいようです。早めのお申込みをお待ちしています。
・講師のことば-斎藤 環
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「対話 ダイアローグ」の勧め
多くのご家族が、お子さんとの「対話」がうまくいかずに苦しんでいます。なぜでしょうか。どうしても「議論 ディスカッション」をしてしまうからです。それでは、議論と対話はどうちがうのでしょうか。
簡単に言えば、こういうことです。議論には「目的」や「結論」があります。「働かせたい」「通院させたい」というような。対話にはこうした「目的」がありません。言い換えれば、相手に変わってもらおうという「下心」がありません。
また議論の前提は「正しい答えは一つだけ」というものです。だから「自分のほうが正しい」という意見の応酬になります。対話の前提は「答えはいくつもある」です。だから大切なことは「相手の考え方」を詳しく知ろうとすることです。「共感」とはそういうことです。黙って相手の心を読みあうことは「腹の探り合い」と言います。
言葉を尽くしての「共感」こそが、対話の醍醐味と言えるでしょう。良い対話には自然な解決を呼び込む力があります。良い対話を心掛けましょう。
*この活動については、実践的「ひきこもり対策」講座のページもご参照下さい。
・講座スケジュール
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回 月日 10:00~12:00 13:00~20:00
214 7月16日(土) 理論編
(文京区共催) 家族会ロングバージョン
文京区民センター
地図はこちら
午後は『家族会ロングバージョン』として13:00より休憩を挟みながら20:00まで予定しております。
オープンダイアローグのワークショップなども含めてという予定ですので、沢山の方のご参加をお待ちしております。
詳しくはこちらをご覧ください。
理論編:講義と質疑応答(新規参加の場合は必ず受講して下さい)
家族会:質問や話し合い(既に「ひきこもり対策講座」を受講された方)
講 師 斎藤 環先生(筑波大学教授・医学博士・当法人参与)
会 場 文京区民センター(地図)
(文京区本郷4-15-14)
参加費
午前 3,000円
午後 5,000円
1日 7,000円
申し込み・
問い合せ
公益社団法人 青少年健康センター
〒112-0006 東京都文京区小日向4ー5ー8 三軒町ビル102
電話 03-3947-7636 FAX 03-3947-0766 (月~金10:00~17:00)
教 材 斎藤環著『社会的ひきこもり~終わらない思春期』(PHP研究所 690円)